今年も良く走った〜!走るインフルエンサーが選んだ「2020ベストランニングギア」9選

世の中の風景が変わってしまった2020年。ランニングを取り巻く環境は変わっても、素晴らしいアイテムが今年もたくさん世にリリースされました。そこで本記事では、身近な存在であるインフルエンサーランナーに、今年もっとも気に入ったギアをヒアリング。今だからこそ手に入れたい名品ギアを紹介します!

記事の目次

  • 「2020年、あなたのベストギアは?」走るインフルエンサー8人に聞いてみた!
  • 目標がなくなっても、変わっても「自分らしく」。お気に入りのギアで走ることそのものを楽しんで

アイキャッチ画像撮影:鈴木すず

新型ウイルスの席巻によりランニングを取り巻く環境が様変わりしてしまった2020年。目標のレースが無くなり、走るモチベーションが低下してしまった人も多かったのではないでしょうか。そんな中でも、各メーカーからは素晴らしいアイテムがこの世にリリースされました。そこで気になったのは、走るインフルエンサー達が、今年のベストに挙げるギア。今年発売されたものはもちろん、今だからこそ使い込みたい名品など、2020年のランニングライフに欠かせなかったとっておきのギアを、師走の初めにズバリ聞いてみました。ガッツリ走った人も、来年こそはもっと走ろうと思った人も必見ですよ。

「2020年、あなたのベストギアは?」走るインフルエンサー8人に聞いてみた!

中嶋 友里さん「asics / NOVABLAST」

中嶋さんベストギア

提供:中嶋友里
中嶋 友理さん プロフィール
Body and soul runninngclubのアシスタントコーチを務める。2015年からランニングを始め、フルマラソンに挑戦した翌年にはウルトラマラソン、トレイルランニングを開始。フルマラソンのベストタイムは3時間42分13秒。100kmウルトラマラソンは5回完走経験があり、ベストタイムは12時間1分。

 

色々なペースで重宝する、私的万能シューズです。一見ソールにボリュームはあるものの、中足部から前足部の厚みが程良くてピッチを上げやすいのでスピード練習でも大活躍。安心して踏み込める感覚で、キロ6分台のジョグから自然に加速して4分台までいける心地良さが一番好きなところです。アッパーはメッシュ生地なので軽くて足捌きも◎(雨の日には普通に濡れますが)。筋肉痛でジョグをする時でも、ソールの柔らかさが心地良いので、気付けばこのシューズを選んでしまっています。50km走翌日のリカバリージョグや、ソロで42km走をした時もノヴァブラストで走りました。同型を2色持っていますが、最近はこのロンドンカラーがお気に入り!

ITEM
asics / NOVABLAST【メンズ】
●素材:アッパー/合成繊維・アウター/ゴム底
●サイズ:24.5~29.0,30.0,31.0,32.0cm
●カラー:7色

ITEM
asics / NOVABLAST【レディース】
●素材:アッパー/合成繊維・アウター/ゴム底
●サイズ:22.5, 23.0, 23.5, 24.0, 24.5, 25.0, 25.5, 26.0, 26.5cm
●カラー:7色

Instagram/yuri1229

松永 健士さん「lululemon / surge jogger」

松永さん写真

 

提供:松永健士
松永 健士さん プロフィール
織田フィールドをメインに活動するスピードランニングチーム「健ちゃん錬」の発起人でありリーダー。Numerals Running Teamオフィシャルコーチ。IQOSランナーでありながら、フルマラソンサブスリーの走力を持つ。交友関係も広く、国内トップ選手とのコネクションは今や陸上界の七不思議とされている。

 

冬場のポイント練習ではタイツを履きますが、のんびりJOGのときはすこしゆったりめが好みなんです。このパンツは、腰回りのゆとりとひざ下のテーパード具合が抜群なナイスシルエット。4WAYストレッチ生地の快適さと、シューズを履いたままで脱ぎ履きできる裾ジップはアップウエアとしても最高です。ランナー目線のディテールも気が利いていて、一番のお気に入りポイントは腰裏のスマホポケットのホールド力。全くと言っていいほど揺れないのがすごい。控えめに言って、最高です。

ITEM
lululemon / surge jogger【メンズ】
●素材:ライクラ®エラスタン
●サイズ:XXS~4XL
●カラー:3色

Instagram/k_e_n__s.h.i

森川 千明さん「lululemon / Cross Chill Jacket」

森川さん写真

 

提供:森川千明
森川 千明さん プロフィール
中学から陸上を始め、スターツ、ユニクロと実業団選手として12年間活躍。選手引退後はフルマラソンデビューを果たし、2018年函館マラソン優勝(大会新記録)に始まり、国内外問わず多くの大会で好成績を収めている。現在は、ランニングコーチやランニングイベントのゲストランナーとして活躍する他、多くのスポーツメーカーのモデル等も務めている。

 

撥水性があるからちょっとした雨でも大丈夫だし、可動域が広い脇周りには伸縮性のある生地を使っているのでランニング中もとても快適なジャケット。また裏側はフリース素材になってるので、寒くなる時期にとても重宝しています。そしてホワイトのカラーは、顔周りを明るくしてくれるので最近マイブーム。

 

ルルレモンのアイテムは、腰にかけて少しシャープな作りになっているものが多く、女性らしいシルエットを作ってくれるので、そこもお気に入りのポイントです!ロゴも目立たないので他のブランドとも組み合わせやすく、コーデネートの幅が広がるのも魅力ですね。

ITEM
lululemon / Cross Chill Jacket
素材:Glydeソフトシェル
防風性
防水性
内側はソフトな肌触り

Instagram/morikawa.chiaki

牧野 英明さん「Feetures / MERINO10 CUSHION QUARTER]

牧野写真

提供:牧野英明
牧野 英明さん プロフィール

セレクトショップディレクター。ランニングインストラクターの資格を持ち、自身も市民アスリートとして日々鍛錬に励む。フルマラソンのPBは2:49:01(東京マラソン2019)。全日本マスターズ選手権M35 1500m 6位入賞。日本人離れしたスタイルとファッションセンスで着こなす「いつでも10km走れるコーディネート」は、各媒体でも話題に。

 

シューズとソックスのブランドがちぐはぐになるのがとても気になるので、最近は専らソックス専業ブランドのものを履いています。その中でも、個人的に一番よく履いているのが「Feetures」のメリノウール。その理由としては、全米シェアNo. 1の機能性はもちろん、デザインがめちゃくちゃシンプルだということ。シューズを履いたらブランドネームが表に出ないってところが一番気に入ってます。だってそれなら、どんなブランドのどんなデザインのシューズと合わせてもマッチするから。

 

特にこのくるぶし丈のメリノが最高。どんなシューズにも合うし、シューズデザインによりかかと靴ズレがたまに起こるアンクル丈より安心感もある。もう少し長いミドル丈も抜群で、ライン入り含めた3種類でほぼ毎日回しています。「無地だったらどんなブランドでもでいいじゃん」となりがちなソックス選びですが、そこはいつでも走れる格好をしている手前、そこも毎日ランニング用にしておきたいなと。お値段は決してお安くはないですが、走ったりしながら1年以上履いててまだ一足もダメにならず現役、ほんと高品質。これ、とってもおすすめですよ!

ITEM
Feetures / MERINO10 CUSHION QUARTER
●素材:テンセル、ウール、ナイロン、ポリウレタン
●サイズ:S / M / L
●カラー:2色

Instagram/makinohideaki

山本 博史さん「hitoe / 足袋型トレーニングシューズ]

山本さんベストギア

提供:山本博史(左)、フイナム 高橋絵里奈(右)
山本 博史さん プロフィール

1978年生まれ。千葉県松戸市出身。フイナム副編集長。フイナム ランニング クラブ♡副部長。いつ頃からか気分転換で走り始めて、ウェブマガジン「フイナム」内で勝手にランニングクラブを結成。不定期で、誰でも参加のできるグループラン&飲み会を開催している。ビール・タバコ>トレイルランニング>ロード>仕事、という感じで日々精進中。

 

1919年創業の老舗地下足袋メーカー〈丸五〉によるトレーニングシューズ「hitoe」です。実は、初めて使ったときは脹脛が筋肉痛に……!ラン歴5年で初めての感覚でした。けど慣れてくると筋肉痛もやわらぎ、足に筋肉が付いていることを実感出来るんです。大地を掴む感じ、足裏へのダイレクトな刺激が気持ちいい。足裏への刺激が強いため、アスファルトでも足元を確認しながら走るトレラン感覚を味わえるのが魅力ですね。

 

普通ランニングシューズって足に負担がかからないようにクッション性があるじゃないですか。けどこれは真逆。足にモロに負担がかかるので、走る時間が無いときに効率的なトレーニングが出来るなって。シューズに走らされるのではなく、自分の足で走っているってイメージです。また、ワラーチほど仰々しくない見た目で、BEAMS JAPANなどでもセレクトされるファッション性の高さもポイント。デメリットとしては寒い事で、冬にはちょっと不向きかと(笑)。

あ、あと試着は必須です。普段26.5cmの僕で24.5cmがぴったりでしたから。

ITEM
hitoe / 足袋型トレーニングシューズ
●素材:ポリエステル/ゴム底
●サイズ:22.0~30.0cm
●カラー:6色

Instagram/hyamamoto1978

櫻井 洋一郎さん「milestone / Trailmaster」

櫻井さんベストギア

撮影:佐藤ユキ丸
櫻井 洋一郎さん プロフィール

トレラン歴8年目。トレーニングもレースも楽しくがモットーとしながらも、過酷とされる100マイルを主戦場として数多くのレースに参加。スピードは無くとも、どんな難関レースも毎回しっかりと完走する事から“完走職人”の異名を持つ。ファッションセンスにも定評があり、ランニングスタイルのみならずファッション的な影響力も大きい。

 

国内ヘッドランプメーカー「マイルストーン」のトレイルマスターというモデルです。私はトレイルランナーで、特に100マイルのような長い距離を好んで走るのですが、これは夜通しで走るレースから普段の夜間走まで幅広く重宝しています。

 

その理由としては、装着感に優れていて、ダイヤルで容易にサイズが変更できる点。装備品によって頭回りは変わってくるので、この機能はとても便利なんです。また白色と電球色のLEDが搭載されていて、靄が発生した場合は電球色に切り換える事が出来るので、霧に光が反射する事無く前方が見えやすい。この機能はランニングに使えるヘッドランプには珍しくて、わざわざカラーフィルムを付けたりする煩わしさがありません。今年はコロナ禍で人の少ない時間帯やルートを選んで走ったりしているので、レース以外でも出番が多くなっていますね。

ITEM
milestone / Trailmaster
●重量:105g (電池別)180g(電池込)
●サイズ:フロント/ 35×40×35mm・リア/ 60×80×40mm
●カラー:1色

Instagram/saku5324

上田 絢加さん「salomon /S/LAB SENSE 8 SOFTGROUND」

上田さんベストギア

撮影:toshiyuki kurahashi(左)、kentaro fuchimoto(右)
上田 絢加さん プロフィール

大学在学中にランニングに親しみ、社会人になってからトレイルランニングに魅了される。現在は会社員の傍ら、スカイランニングを主軸に活動中。2020年スカイランニング世界選手権日本代表(大会は2021年に延期)。主なレース歴は、2019年スパトレイル〈56K〉優勝、2019年Lantau 50(香港)〈54K〉優勝、2020年スカイランニング日本選手権〈SKY〉優勝など。

 

以前の「7」モデルから圧倒的な安心感をおいていたこのシューズ。2020年に「8」が発売となり、大きくモデルチェンジしました。

一番変わったのはソックス状のゲイターが付いたこと。石や泥などが内側に入りにくいから安心ですし、足首位置がある程度固定されているので、下りでも足が内側で爪先に滑りにくいんですよね。また、中敷きが無くソールが薄いので足裏全体で地面を感じることが出来ます。私が主戦場としているスカイランニングでは岩場もよくあるので、この機能によって安心して着地することが出来るんです。

 

もう一つお気に入りの点は、水捌けの良さ。メッシュ状のアッパーなので水は入りやすいんですが、その分抜けやすい。また、水分を含みにくい素材なので雨の日でももたつく事が無いんです。けど、何と言っても最大の特徴は215gという圧倒的な軽さ。クッション性は弱いのでロングレースには向いていないかもしれませんが、50km程までのミドルディスタンスには最高のギアだと思います。

サロモン S/LAB SENSE 8 SOFTGROUNDを買う

Instagram/ayacan182

森本 和樹さん「karrimor / summit stretch pants」

 

提供:森本和樹
森本 和樹さん プロフィール

セレクトショップを運営するアパレル会社のロジスティクス勤務。生まれながらの聴覚障害を抱えながらもトレランに傾倒し、富士山を巡る国内最大級の100マイルトレイルレース「UTMF」と、ヨーロッパはモンブランを巡る世界最大級の100マイルレース「UTMB」を完走。世界最高峰のトレイルレースを無音で走破した、恐らく世界で唯一のランナーである。

 

「weathertite 3L stretch」というカリマー独自の防水透湿生地とストレッチ性が備わったパンツです。
3Lは、つまり3レイヤー(生地を3層に重ねた)の事で、丈夫さも加えて3Lとは思えない軽さと着心地にまず驚きました。

 

そして、このパンツの凄さを実感したのが10月下旬の山。12月並みの寒気が入り込み
、氷点下に近い気温と強風というバッドコンディションの中でも寒さを感じさせなかったんです!

どんなに防水性があっても1レイヤーのパンツだと防寒性はどうしても弱くなるので、普通は重ね着をします。けど、この日は短パンとこのパンツだけで問題ありませんでした。
細部にも注目で、ウエストは紐ではなく、ワンタッチでつけ外しができるベルト仕様で着脱しやすいのも◎。これからの時季、ロングタイツの圧迫感が嫌い、でも穿かないと寒さに不安があると言う方にはとてもおすすめです。

ITEM
カリマー サミット ストレッチパンツ【メンズ】
●素材:weathertite 3L stretch
●サイズ:XS~XL
●カラー:-

Instagram/kazuki_rkg

番外編:鈴木 すず(筆者)「New Balance / WTT104 WIDE TAPERED FIT」

すずベストギア

撮影:鈴木すず
鈴木 すず プロフィール
猫と服と酒と鰻が好きなゆるふわランナー。フルマラソンPBは3時間17分34秒(2020勝田全国マラソン)。その他、2018沖縄100Kウルトラマラソン、2019奥久慈トレイルレース、2019信越五岳トレイルレース110km、2019THE NORTH FACE 100 HONG KONGなど完走。特技はエイドでビール飲んでも100km完走出来ること。ゆるっとふわっと、ロードからトレイルまで、ランニングの楽しさをお伝え出来ればと思います。

 

最後はこの企画を担当した筆者から。腰からつま先までという名のついた、“ニューバランスシューズを最も美しく見せる”をコンセプトに誕生したパンツコレクション「WAIST TO TOE」です。リリースされた時、まずはそのネーミングセンスにシビれました。そして、飽くまでもシューズが主軸であるというブランドフィロソフィーからブレずに、ナチュラルにアパレルを展開する企画力にも脱帽です。

 

しかもそこはスポーツブランドならではというところなのですが、ストレッチ性を備えながら美しいシルエットを保つ素材「ソロテックス(SOLOTEX)」を採用し、いちプロダクトとしても完成度が高い。仕事帰りは帰宅ランがデフォルトなので、このパンツなら商談後に10km走る日もバッチリと対応してくれるんです。気付けばついつい穿いちゃってますね。

ITEM
New Balance / WTT104 WIDE TAPERED FIT【メンズ】
●素材:複合繊維(ポリエステル)82%、ポリエステル18%
●サイズ:XS~XL
●カラー:1色

Instagram/suzukitakesix

目標がなくなっても、変わっても「自分らしく」。お気に入りのギアで走ることそのものを楽しんで

ここで紹介したランナー達は三者三様。レース入賞常連者もいれば、タイムに関係無く純粋に走る事を楽しんでいる人もいます。ただ共通しているのは、走る事が大好きで自分のランニングスタイルを持っているという事。その姿がクールゆえに、図らずも周りに影響を与えるのでしょう。そんな彼らがベストギアに選んだアイテムなら、きっと面白いそれに違いないと今回は筆を執りました。

 

新しい服を買うと気分が上がってお出かけがしたくなるように、新しいギアはランニングのモチベーションを上げてくれます!みなさんも自分のベストギアを見つけて、2021年もランニングを通して新しい景色に出会ってくださいね。

紹介されたアイテム

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猫と酒と鰻が好きなゆるふわランナーです。 フルマラソンPBは3時間17分34秒(2020勝田全国マラソン) 他、2018沖縄100Kウルトラマラソン、2019奥久慈トレイルレース、2019信越五岳トレイルレース110km、2019THE NORTH FACE 100 HONG KONGなど完走。ゆるっとふわっと、ロードからトレイルまで、ランニングの楽しさをお伝え出来ればと思います。