ミズノの反撃が始まった!「ミズノエナジー」搭載のランニングシューズを一挙紹介

ランニング界を席捲した、ナイキのいわゆる「厚底シューズ」に対するミズノの回答が「ミズノ史上最高の反発性」を謳う「ミズノエナジー」(MIZUNO ENERZY)です。約2年という時間をかけて開発した柔らかなソールは、着地のエネルギーを無駄なく推進力に変えることが特徴とされています。日本記録を狙うアスリートから、ランニングを始めたばかりのビギナーまで、全てのランナー注目のミズノエナジーの特徴や搭載シューズの選び方を解説していきます。

記事の目次

  • ランナー注目の新素材!ミズノエナジーとは?
  • どうやって選ぶ?ミズノエナジー搭載のランニングシューズを【レベル別】に紹介
  • ミズノエナジーで新たなステップを踏み出そう!

アイキャッチ画像出典:facebook/MIZUNO RUNNING JP

ランナー注目の新素材!ミズノエナジーとは?

ミズノから「反発力」を高める新たなソール素材が誕生しました。ランニングは、地面からの「反発」を推進力に変えて前に進むスポーツ。ミズノエナジーはアスリートだけでなくビギナーにも大きなメリットをもたらす可能性があります。

ミズノ史上最高の「高反発」ソール素材

ミズノエナジーが搭載されたシューズのソール

ミズノが新たに開発した「ミズノエナジー」は、ミズノがこれまでバットやゴルフクラブなどで「反発力」を科学的な視点で研究開発をしてきた実績から生まれた、全く新しいソール素材です。

 

ミズノエナジーは、人が着地した時に溜めたエネルギーをロスなく反発させて推進力につなげることができます。ランニング時に蹴り出す力が分散するのを防いでくれるので、より効率的な走りが実現できるでしょう。

「柔らかさ」と「反発性」に違いあり!新素材は3タイプ

ミズノエナジーのソール側面

実は、ミズノエナジーには3種類のタイプが用意されています。組み合わせる素材などにより、それぞれ「柔らかさ」「反発性」「軽量性」に違いがあります。

 

後述のシューズ紹介の項目では、それぞれどのタイプが使用されているのかを記載するので、ミズノエナジー搭載のシューズを選ぶ際にチェックしておくことをおすすめします。

 

①スタンダードタイプ「MIZUNO ENERZY」

3タイプの中で基本となり、もっとも汎用性が高いのが「MIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)」です。ベーシックな素材とはいえ、ミズノの従来のソール素材と比べて反発性が約15%、柔軟性が約17%向上しています。反発が強すぎるシューズはちょっと…と考えている初心者の方にも履きこなせるバランスの良さが特徴です。

 

②軽量スピードタイプ「MIZUNO ENERZY lite」

「MIZUNO ENERZY lite(ミズノエナジーライト)」は、その名の通り、3つのミズノエナジーの中で最も軽量な素材です。1gでも軽量なシューズがほしい、というスピードを重視するランナー向けといえるでしょう。

 

もちろん反発性も高く、従来のソール素材と比較して反発性が約35%、柔軟性が約22%向上しています。

 

③柔らかさも反発性も最大!「MIZUNO ENERZY core」

3つのミズノエナジーの中で最も「反発性」「柔軟性」に優れるのが「MIZUNO ENERZY core(ミズノエナジーコア)」です。従来のソール素材と比較すると、反発性が約56%、柔軟性はなんと約293%(!)向上しているので、長距離を走っても足のダメージが少ないのが特徴です。

どうやって選ぶ?ミズノエナジー搭載のランニングシューズを【レベル別】に紹介

一口にミズノエナジー搭載のシューズといっても、3つのタイプの中からどの素材が使用されているかによって、あるいは他の素材との組み合わせなどによってもキャラクターが変わってきます。

 

ここでは、ランナーのレベルや目的別に、ミズノエナジー搭載のランニングシューズについて解説していきます。

【サブ3向け】スピード重視のシリアスランナーに!「WAVE DUEL NEO(ウエーブデュエルネオ)」

マラソン完走者の約3%と言われるサブ3を目指すシリアスなランナーにおすすめなモデルが「WAVE DUEL NEO(ウエーブデュエルネオ)」です。

 

新素材の中で最も軽量な「MIZUNO ENERZY lite」を採用しているだけでなく、陸上用のスパイクの技術を応用した「ウエーブプレート」を搭載し、スパイク特有のかかとを跳ね上げる形状によって加速性を高めているなど、徹底的に「速さ」にこだわったモデルとなっています。

 

グリップ力の高い「G3ソール」を採用し、しっかりと地面を捉えて前に進むことができるので、フルマラソンだけでなく、10kmのレースやハーフマラソンなどでスピードを重視したい方にも最適です。

 

こう聞くとスパルタンなシューズという印象を受けるかもしれませんが、アッパーにニット素材を採用したことで、まるでソックスを履いているような高いフィット感を実現しています。ビギナーの方がちょっと背伸びして履いても違いを実感できるはずです。

ITEM
ミズノ WAVE DUEL NEO【ユニセックス】
●重量:約185g(26.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革、底材/合成底
●サイズ:24.5〜28.5cm
●カラー:ブルー×ホワイト×ピンク

【サブ3.5〜4向け】脱初心者を目指すなら!「WAVE SHADOW 4(ウエーブシャドウ 4)」

スタンダードな「MIZUNO ENERZY」に、ミズノ伝統の「MIZUNO WAVE」を組み合わせてミッドソールに搭載したモデルが「WAVE SHADOW 4」です。

 

縦方向の衝撃を吸収し、横方向のズレには安定性を発揮する「MIZUNO WAVE」と衝撃吸収に優れた「MIZUNO ENERZY」のコンビネーションは、着地時の高い安定性を実現しました。

 

フルマラソンはなんとか完走したけれど、さらに上を目指して自己ベストを更新したいーそんなランナーにおすすめなモデルです。

ITEM
ミズノ WAVE SHADOW 4【ユニセックス】
●重量:260g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:22.5~28.5cm
●カラー:ブルー×ホワイト×ピンク ブラック×ブルー×イエロー
ITEM
ミズノ WAVE SHADOW 4【メンズ】
重量:260g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:25.0~28.0cm
●カラー:ブラック×ホワイト×ブラック
ITEM
ミズノ WAVE SHADOW 4【レディース】
●重量:約220g(24.5cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:22.5~25.5cm
●カラー:ブラック×ホワイト×ブルー

 

【サブ5向け】ミズノのベストセラーモデル「WAVE RIDER 24(ウエーブライダー 24)」

1997年の登場以来、数多くのランナーを完走に導いてきたミズノの定番「WAVE RIDER」シリーズに、「MIZUNO ENERZY」を搭載したモデルが登場しました。

 

スタンダードな「MIZUNO ENERZY」は、「かかと」と「土踏まず部分」に採用されています。ソールに目が行きがちですが、アッパーの縫い目を極力なくすことで足に当たる違和感が少なくなり、より快適な足入れを実現しています。

 

私自身も、初フルで完走した時に使用したWAVE RIDERシリーズの最新モデル。もしあなたが初心者で、初マラソンでの完走を目指しているなら、個人的にも真っ先におすすめしたいモデルです。

ITEM
ミズノ WAVE RIDER 24 【ユニセックス】
●重量:約275g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:22.5~29.0、30.0cm
●カラー:ブラック×ブルー×イエロー
ITEM
ミズノ WAVE RIDER 24 【メンズ】
●重量:約275g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:24.5~29.0、30.0cm 25.0~29.0cm
●カラー:グレー×ブラック×オレンジ、ブルー×シルバー×ピンク
ITEM
ミズノ WAVE RIDER 24【レディース】
●重量:約235g(24.5cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:22.5~26.0cm
●カラー:ブラック×グレー

【サブ3.5〜4向け】ウエーブライダーのプレミアムモデル「WAVE RIDER NEO(ウエーブライダーネオ)」

基本は「WAVE RIDER 24」と同じ設計ですが、ソール全面に「MIZUNO ENERZY」を採用しているところが大きな変更点となっています。「WAVE RIDER 24」よりも反発性を高めたことで、より高いパフォーマンスを発揮できるシューズに仕上がっています。

 

「WAVE RIDER 24」でフルマラソン完走を実現した後、次はステップアップしていずれはサブ3.5〜サブ4を目指したい、という方には最適のシューズでしょう。

ITEM
ミズノ WAVE RIDER NEO【ユニセックス】
●重量:約270g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維 底材/合成底
●サイズ:23.0~29.0cm
●カラー:ブラック×ブラック×ピンク

 

【初心者向け】高いサポート力でマラソン完走を目指す!「WAVE SKY 4(ウエーブスカイ 4)」

ランニング初心者の方で、「WAVE RIDER」を試してみて、もう少しクッションが欲しいと感じた方におすすめなのが「WAVE SKY 4」です。重量は約345g(27.0cm片方) とやや重めですが、ミズノのランニングシューズの中で最も厚みのあるソールを採用し、高いクッション性を実現しています。

 

スタンダードな「MIZUNO ENERZY」をソール全体に使用、かかとから接地して前に蹴り出すまで、柔らかく弾むような履き心地と高い安定性を両立しています。メンズにはスーパーワイドサイズも用意されており、幅広いランナーに対応しています。

ITEM
ミズノ WAVE SKY 4【メンズ】
●重量:約340g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:25.0~29.0cm
●カラー:ブルー×ピンク×ネイビー
ITEM
ミズノ WAVE SKY 4【レディース】
●重量:約295g(24.5cm片方)
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革 底材/合成底
●サイズ:23.0~25.0cm
●カラー:ブルー×ピンク×ネイビー

 

【初心者向け】履き心地抜群のクッショニングモデル「WAVE SKY NEO(ウエーブスカイネオ)」

基本設計は「WAVE SKY 4」と共通で、「MIZUNO ENERZY」をソール全体に採用していますが、さらに最大級の柔軟性と反発性「MIZUNO ENERZY core」を内部に搭載したプレミアム仕様のシューズです。

 

アッパーの素材は柔らかいニット素材に変更し、さらにハイカットタイプのデザインを採用することで足を包み込むような履き心地を実現しています。長距離、長時間走るウルトラマラソンでもこの高い快適性は武器になるのではないでしょうか。

ITEM
ミズノ WAVE SKY NEO【ユニセックス】
●重量:約345g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維 底材/合成底
●サイズ:23.0~29.0cm
●カラー:ブルー×シルバー×ピンク

 

【初心者向け】初めてミズノを履くランナーに!「WAVE REVOLT(ウエーブリボルト)」

とりあえずランニングを始めてみたい、という方におすすめなのが「WAVE REVOLT」です。近年、高価格化が進むランニングシューズの中でも比較的リーズナブルな価格設定となっていますが、「MIZUNO ENERZY」を「ソール全体」に採用するなど、押さえるべきポイントはしっかりと押さえられています。

 

上位モデルに比べてシンプルな構造故に、重量も約265g(27.0cm片方)と軽く仕上がっています。初心者だけでなく、シリアスランナーの普段のトレーニング用にも活躍しそうです。

 

また、メンズ・レディース共にワイドモデルが用意されているので、誰でもジャストフィットな一足が見つけ出せるでしょう。

 

ITEM
ミズノ WAVE REVOLT【ユニセックス】
●重量:約265g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維 底材/合成底
●サイズ:22.5~29.0、30.0cm
●カラー:ブラック×ブラック×グレー
ITEM
ミズノ WAVE REVOLT【メンズ】
●重量:約265g(27.0cm片方)
●素材:甲材/合成繊維 底材/合成底
●サイズ:25.0~29.0cm
●カラー:イエロー×ブラック レッド×ブラック
ITEM
ミズノ WAVE REVOLT【レディース】
●重量:約215g(24.5cm片方)
●素材:甲材/合成繊維 底材/合成底
●サイズ:22.5~25.5cm
●カラー:ブルー×グレー

ミズノエナジーで新たなステップを踏み出そう!

ミズノエナジーを履いて走る女性

思い起こしてほしいのですが、2020年の箱根駅伝は出場210選手中178人がナイキの厚底シューズ、ヴェイパーフライを履き、しかも区間賞を取ったのは9区間でヴェイパーフライを履いたランナーでした。

 

しかしそんな中、唯一10区で創価大の島津雄大選手がブランドマークのない白いシューズで区間賞、しかも従来の区間記録を19秒上回る区間新を叩き出して注目を集めました。実はこの「謎のシューズ」の正体こそ、ミズノエナジーを搭載したプロトタイプシューズだったのです。

 

他メーカーがナイキをフォローするようにカーボンプレートを使ったのに対し、ミズノは自社独自の技術を活かしたアプローチでミズノエナジーを誕生させました。しかもアスリート用のモデルだけでなく、ランニングを始めたばかりという初心者向けのシューズにも使われています。

 

ナイキ一強となった感のあるランニングシューズですが、ミズノエナジーはそこに風穴を開ける起爆剤となるかもしれません。

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Morotsuka 51
Morotsuka 51

40歳を目前に陸上未経験で走り始めました。フルマラソンからウルトラマラソン、トレイルまでさまざまな大会にチャレンジしていますが、記録更新よりも楽しくいつまでも走り続けられるライフスタイルを目指しています。