HOKA ONE ONEが放つカーボン入りレーシングシューズ!「CARBON X 2」を徹底レビュー
2009年に創業、米国に本社を構えてグローバル展開をし、瞬く間にプレミアムランニングブランドとして不動の地位を確立させた「HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)」。まるで雲の上を走っているようなクッショニングは、幅広いレベルのランナーから厚い支持を得ています。そんな同ブランドが放つ話題のレーシングシューズが「CARBON X 2(カーボン X 2)」。気になっているけど実際どうなの? 今回は数多のカーボン入りシューズを履いてきた筆写によるインプレッションをお届けします。
2009年に創業、米国に本社を構えてグローバル展開をし、瞬く間にプレミアムランニングブランドとして不動の地位を確立させた「HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)」。数々のアップデートを繰り返してきた「CLIFTON(クリフトン)」や「BONDI(ボンダイ)」などの人気モデルを始め、まるで雲の上を走っているようなクッショニングのシューズは、幅広いレベルのランナーから厚い支持を得ています。
そんなホカ オネオネが放つ話題のカーボンプレート搭載シューズ「CARBON X 2(カーボン X 2)」、気になっている方も多いのでは? 果たして本作は、ナイキ一辺倒のレーシングシューズ市場に風穴を空けられるのでしょうか。まずはそのディテールから見ていきましょう。
では長距離を走った時の感覚はどうなのでしょう。フルマラソンサブ4ペース(5分41秒/km)で30km走って見たところ、驚いたことに全く疲れを感じません!と言いたいところなのですが、筆者の走力で30km走ればどんなシューズを履いていてもそこそこ疲れます。しかしながら、確かに疲労感はあるものの、最後までペースは落ちず、いやむしろ最後の方は気を抜くとペースが速くなってしまったのです。フォアフットで走った時のように分かりやすい推進力は無いのですが、この長く走った時の安定感こそが「CARBON X 2」の凄さなのでしょう。
ひとくちにカーボン入りシューズと言っても、そのアプローチの仕方は様々。2021年の箱根駅伝におけるナイキのシェア率が95.7%もあった事は話題になりました。しかし、ナイキが21kmをより速く走る為のシューズであるならば、「CARBON X 2」はもっと長い距離、それこそフルマラソンやそれよりも長いウルトラマラソンを安定して速く走りたい時にフィットするのかなと感じました。
猫と酒と鰻が好きなゆるふわランナーです。
フルマラソンPBは3時間17分34秒(2020勝田全国マラソン)。
その他、主な参戦レースはMKディスタンス5000m、沖縄100Kウルトラマラソン、信越五岳トレイルレース110km、THE NORTH FACE 100 HONG KONGなど。ゆるっとふわっと、トラックからフルマラソン、はたまたウルトラトレイルまで、幅広くランニングの楽しさをお伝え出来ればと思います。
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