ランニングにおすすめのエナジージェル10選!選び方から美味しい商品まで紹介

ランニング・マラソン・トレイルランにおすすめのエナジージェルを紹介します。しかし、携帯性や保存性、エネルギーの計算のしやすさなどを考えると、固形物よりも「エナジージェル」が適しています。ランニングにおすすめのエナジージェルと選び方を解説します。本当に美味しいものやランナーに人気のものだけ、選んでみました。

記事の目次

  • ランニング・マラソンに向いているエナジージェルの選び方
  • エナジージェルを飲むタイミングは?
  • 種類豊富で迷いそう!おすすめのエナジージェル10選
  • ランニング中にエナジージェルを効率よく摂取しよう!

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ランニング・マラソンに向いているエナジージェルの選び方

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フルマラソンやロング走など、ある程度長い距離を走るようになると、エナジージェルでの補給を考えるのではないでしょうか。

エナジージェルは、長時間、長距離を走る時には大変重宝する栄養補給食です。

国内で市販されているエナジージェルは、非常にたくさんあります。どのエナジージェルも原則としてゼリー状のため、固形物と比較して消化への負担が少ないです。

 

国内メーカーだけでなく海外メーカーからの輸入品を含め、各社が差別化を図るために様々な味・飲みやすさ・重さ・摂取カロリー・エネルギー効率・濃度などの特徴を持つエナジージェルを開発しています。人によって、どのエナジージェルが適しているか異なるため、選ぶ際の基準・ポイントを説明します。

フレーバーや飲みやすさ

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エナジージェルは、毎回摂取すると飽きてきます。また、好みの味や飲みやすさは、人により異なります。そのため好みのフレーバーや飲みやすさが、エナジージェル選びの大事なポイントです。

 

定番のフレーバーは、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類ですが、ウメやグレープ、アップルなども人気が高いですよ。さらに、コーヒーなどのカフェイン系や、コーラ味などもあるため、いろいろ飲み比べてみると、ランニングが楽しくなります。

 

飲みやすさも重要です。エナジージェルは、水分補給の後に摂取する方が良いのですが、エナジージェルを飲んだ後に水で流し込まないと飲みにくいような製品もあるため、注意が必要です。また、海外製のエナジージェルには甘すぎる場合もあります。ゼリー状が苦手な人は、液体状の製品を選択するのもありです。

エネルギー効率

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エナジージェルには、エネルギー効率が表示されています。エネルギー効率は、例えば「2.5kcal/g」などと表示されています。エネルギー効率が高いほど良い反面、成分が濃いため水と一緒でないと飲みにくいデメリットもあります。飲みやすさとエネルギー効率を両立させた製品もありますが、その分コストは高めです。

エナジージェルを飲むタイミングは?

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エナジージェルをいつ飲むか、そのタイミングも重要です。エネルギーが途切れないように飲むのが良いですが、早すぎると後半に乳酸がたまってばててしまいますし、遅すぎると疲れ切ってから摂取することになり、休憩時間が長くなります。飲んでからエネルギーが吸収されるまでにタイムラグがあるため、疲れを感じる少し前ぐらいに飲むのが理想です。

水分補給の後

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エナジージェルを飲むタイミングは、水分補給の後が最適です。なぜなら、エナジージェルの吸収される効率が高いためです。

一般に、胃腸内における消化吸収は、濃度が低いほど高いです。食事を例に取ると、固形物を食べている途中に水を大量に飲むと胃液が薄まり、胸焼けや胃もたれの原因になりますが、それと同様にエナジージェルを飲んだ後に水分補給してしまうと、消化が妨げられます。

 

それを避けるために、まず水分補給をし、水分を消化した後にエナジージェルを摂取すると、効率よく水分もエネルギーも吸収でき、胃腸への負担も最小限に抑えることができます。

種類豊富で迷いそう!おすすめのエナジージェル10選

エネルギー効率や魅力的なフレーバー、飲みやすさの工夫などを踏まえ、おすすめのエナジージェルを10個選んでみました。どれもランナーから人気のものばかりです。

① Power Bar

エナジージェルの草分け的存在とも言えるのが、アメリカのPower Barです。1980年代に登場して以来、進化を続けています。コンパクトサイズで軽いため、現在でも国内外のマラソンランナーが愛用しています。ただし、日本人にとっては味が甘すぎると感じられることもあるので、好みによります。

ITEM
PowerBar パワーバー パワージェル
・41g(1本)あたり栄養成分表
熱量 120kcal たんぱく質 0 脂質 0 炭水化物 30.0g ナトリウム 200mg
・原材料名
デキストリン、果糖、食塩、クエン酸、クエン酸ナトリウム、香料 

② マグオン エナジージェル

ランニングのような時給系スポーツにおいて、マグネシウムが欠乏すると筋肉のけいれんなどにつながりかねません。そのマグネシウムをエネルギーと同時に補うことができるのが、マグオンのエナジージェルです。軽く、フレーバーの種類も豊富で飲みやすいですが、コストは1本あたり280円で高めです。

ITEM
マグオン エナジージェル
・原材料名
マルトデキストリン、果糖、ウメ果汁、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸、香料、グリシン、酸化マグネシウム
・栄養成分表示(1個41g当たり)
エネルギー120kcal、炭水化物30g、たんぱく質0g、ナトリウム55mg、脂質0g、マグネシウム50mg

③ ザバス ピットイン

プロテインなど、サプリメントでおなじみのザバスのエナジージェルです。飲み口がキャップ式なので、開けやすく、半分ずつ2回に分けて飲むなどができるのが、メリットです。パッケージを破るタイプだと、手やウェアにジェルがついてしまって、ベトベトしてしまいかねません。味や栄養価は、平均的です。

ITEM
明治 ザバス ピットイン
・原材料名
マルトデキストリン,食塩,クエン酸,クエン酸Na,V.C,クエン酸K,ナイアシン,甘味料(アセスルファムK,スクラロ-ス),香料,紅花色素,V.B1,V.B6
・成分
クエン酸1100mg,マルチデキストリン42.0g
・栄養成分】(1袋69gあたり)
エネルギ-170kcaL、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物42.8g、食塩相当量0.6g、カリウム23.5mg、ビタミンB10.50mg、ビタミンB60.05mg、ナイアシン5.5mg、ビタミンC40mg

④ メダリスト

ウルトラマラソンランナーとして知られる、岩本能史さんがプロデュースしたのがメダリストのエナジージェルです。サプリメントでメダリストを利用している人も多いでしょうが、エナジージェルにおいてもクエン酸やアミノ酸が効率よく摂取できます。栄養と味のバランスが、非常に高いといえるでしょう。

ITEM
メダリスト エナジージェル
原材料
果糖、リンゴ果汁、蜂蜜 /クエン酸Na、増粘多糖類、クエン酸

⑤ WINZONE

WINZONEのエナジージェルは、2018年5月16日の商品リニューアルで、フレーバーが一新された他、軽量化された持ちやすいパッケージと封が開けやすい飲み口になりました。軽量ながら高濃度のため、必要なエネルギーが得られます。水なしでも飲みやすく、1袋でバナナ1.5本分のエネルギーを補給できますが、コストが1本当たり約270円と、やや高めなのが難点です。

ITEM
WINZONE
成分
・エネルギー 115kcal、・たんぱく質 0g、脂質 0g、炭水化物 28.8g、食塩相当量 0g、マグネシウム 50mg、ヒドロキシクエン酸 100mg

⑥ shotz(ショッツ)

軽量で、フレーバーの種類がとても多いですが、やや甘いため好みが分かれます。また、氷点下20℃でも凍結しないほど寒さに強いため、冬のランニングに適しています。

ITEM
ショッツ エナジージェル
標準栄養成分 1本(45g)あたり
・エネルギー117Kcal、たんぱく質0、脂質0g、炭水化物29.8g、ナトリウム36mg、カリウム18mg、カフェイン80mg

⑦ inゼリー

「10秒チャージ」のキャッチフレーズでおなじみの商品です。2018年に、名称が「ウィダーインゼリー」から「インゼリー」に変更されていますが、飲み口がキャップ式で、誰にも好まれる飲みやすさは健在です。多くの店舗で手軽に手に入りますが、成分が濃縮されていない分、重量は重いです。

ITEM
inゼリー
原材料
・マルトデキストリン、果糖ぶどう糖液糖、マスカット果汁、ゲル化剤(増粘多糖類)、乳酸Ca、クエン酸、V.C、クエン酸Na、香料、塩化K、乳化剤、パントテン酸Ca、ナイアシン、V.E、V.B1、V.B2、V.B6、V.A、葉酸、V.D、V.B12

⑧ アミノバイタル

アミノバイタルは、その名の通り、アミノ酸が摂取できるエナジージェルです。ゼリー状の他、スティックやタブレットなどの商品もありますが、共通してアミノ酸が得られます。アミノ酸は、運動して傷ついた筋繊維を補修する効果があるため、ランニングの後半や、ランニング後のストレッチ時などに飲むと、より効果が高まります。

ITEM
アミノバイタルゼリー スーパースポーツ
栄養成分(100gあたり)
・ エネルギー:100kcal たんぱく質:3.0g 脂質:0g 炭水化物:24g ナトリウム:18mg アミノ酸:3.0g ロイシン:0.69g イソロイシン:0.56g バリン:0.47g アルギニン:0.86g 他アミノ酸:0.42g クエン酸:1200mg

⑨ 粉飴ジェル

軽くて飲みやすく、コストパフォーマンスに優れています。20gと40gの2種類の飲みきりタイプがあります。主成分のマルトデキストリンは砂糖とほぼ同じカロリーながら甘さが10分の1で、吸収効率が抜群に良いです。ただし、カロリー摂取に特化しているため、ビタミン類は配合されていません。

ITEM
粉飴ジェル
原材料
・マルトデキストリン(国内製造)、食塩/クエン酸、香料、スクラロース
栄養成分(1包40gあたり)
・エネルギー 100kcaL、たんぱく質 0g、脂質 0g、炭水化物 25g、食塩相当量 0.04g、水分 15g

⑩ ハニースティンガー

天然のハチミツを主成分とした、体に優しいアメリカ産のエナジージェルです。とても軽く、携帯性に優れます。ハチミツは加工されず、濾過されただけの状態の天然素材です。即効性が高いですが、ハチミツのドロッとした感じが苦手な方は、水なしでは飲みにくいかもしれません。

ITEM
ハニースティンガー エナジージェル

ランニング中にエナジージェルを効率よく摂取しよう!

エナジージェルは、非常に多くの種類が開発され、味やフレーバー、飲みやすさ、携帯性、栄養成分など独自の工夫が凝らされています。人により好みやニーズが異なるので、この記事で紹介した10選のエナジージェルの特徴を参考に色々と試してみましょう。自分のランニングスタイルにぴったり合うエナジージェルを選び、マラソンやトレランで消費されたカロリーやビタミンなどを効率よく摂取しましょう。

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ひがしだいすけ
mutu981100166
mutu981100166

ランニングやスイミングを日々行いながら、40代以降の健康作り・体力づくりをサポートしています。アウトドア活動も大好きです。超高齢化社会を健康で元気に乗り切りましょう。