大幅進化した「ナイキ エア ズーム ペガサス 37」を着用レビュー!前作との比較も紹介

ナイキのランニングシューズの中でも特に長い歴史を持つ「エアズームペガサス」シリーズ。今回フルモデルチェンジして「エアズームペガサス 37」が登場しました。前作と比べてどこが変わったのか気になりますよね。最新作の改良点や実際に履いてみたレビューなどを踏まえ、新作モデルと前作モデルではどちらを買うべきなのかを紹介していきますね。

記事の目次

  • 30年以上続くロングセラー!「ペガサス」シリーズとは?
  • 最新作「ナイキ エア ズーム ペガサス 37」はどこが変わった?
  • 【着用レポート】「ペガサス 37」を実際に履いて走ってみた!
  • 「ペガサス 37」はどのようなランナーに向いている?
  • 新作と前作、どちらを買うべき?
  • 進化し続けるペガサスシリーズから目が離せない!

アイキャッチ画像撮影:Tommy

30年以上続くロングセラー!「ペガサス」シリーズとは?

歴代ペガサスシリーズ

1983年に初代のものが発売され、現在に至るまで37回モデルチェンジを繰り返してきた「ズームペガサスシリーズ」。他のスポーツブランドでは40年弱も継承されているモデルはなく、いかにペガサスシリーズが長年多くのランナーから愛され続けてきたことがわかりますね。

 

ペガサスは初めて「エアユニット」と呼ばれる柔らかくて反発力のある空気パックを踵部分のソールに内蔵し、前作まで引き継がれてきました。しかし、今回のフルモデルチェンジでは、踵部分の「エアユニット」を省くという新たな試みを行いました。ペガサス37の改良点について詳しく見ていきましょう。

最新作「ナイキ エア ズーム ペガサス 37」はどこが変わった?

ペガサス37はクッション性を改良しただけでなく、アッパーやミッドソール部分を改良し、反発性・耐久性を向上しました。さらに男性・女性ランナーに好まれる履き心地を追求した点も注目したいポイントですよ。

大幅なアップデートは「エアユニット」の配置場所と量

エアユニット ペガサス37

前作までフルレングスに内蔵されていた「エアユニット」。新作では前足部のみに集約し、従来の2倍の量を搭載しました。前足部に最も力が入るように設計され、推進力がアップ。足運びがよくなり、颯爽な走りを体感できます。

男女別に最適な履き心地を実現

ペガサス37 エアユニット 気圧の差

外観上はわかりませんが、実はレディース用の「エアユニット」の気圧はメンズ用よりも低く設定され、ソフトな履き心地になっています。その理由は、開発時に数百人の女性に履き心地の調査をした結果、柔らかい履き心地が好まれることが判明したからです。きめ細かな部分までランナーのことを配慮し開発されたことがわかりますね。

ミッドソールに「リアクトフォーム」を搭載し、より高反発に

ペガサス37 ミッドフォーム 厚みの差

ナイキ史上最もソフトで反発性を生むミッドソール素材「リアクトフォーム」が、今回初めてペガサスに搭載されました。また、見た目でわかるほどミッドソールの厚みも増しており、前作と比べてクッション性・柔軟性がアップしています。安定性も両立しているため、足の負担を軽減してくれます。

 

さらに、リアクトフォームは耐久性が高いので弾力性が衰えにくく、長距離を走ってもソールに皺が寄りにくいですよ。

アッパーの「耐久性」が向上

アッパー部分 ペガサス37

撮影:Tommy

アッパーは内部が透けて見えるほど薄く軽量なトランスルーセント(半透明)素材を採用しています。正直なところ、通気性はペガサス36にやや分があるのですが、耐久性はアップし、雨や風に強くなりました。

ホールド感がアップしながらも足首周辺の動きを干渉しない

ペガサス37 ホールド感

撮影:Tommy

靴紐を通すための穴が「ミッドフットバンド」という幅広タイプに変更されています。紐をしっかりと締めれるようになったので、甲周りのフィット感が向上。シュータン(ベロ)の形状は、足首の形に沿って切込みが入っていることで、足首の動きを緩衝しません。

 

かかと部分 ペガサス37

撮影:Tommy

かかと周辺は、かかとを覆う部分が深くなり、安定感がアップ。履き口の反り返りが短くなり、アキレス腱に触れないよう設計されています。

【着用レポート】「ペガサス 37」を実際に履いて走ってみた!

筆者がペガサス37を選んだ理由は、スポーツ用品店のスタッフさんにおすすめしてもらったのがきっかけでした。いくつか試し履きをした結果、一番しっくり来たので購入することに。1か月100㎞を目標にゆるーくランニングを楽しんでいる筆者が実際履いて走ってみたレビューを紹介していきます。

自然とペースが上がっていく?

ペガサス37を着用して走っている様子
撮影:Tommy

最初に体感したのは、蹴り出した時の反発力。自然と足が前へと出る感覚で気持ちよく走ることができます。普段と同じペースで走っていたつもりでも、いつもより1km当たり30秒弱ほど速いペースになっていたこともありました。少ないエネルギーで前に進むサポートをしてくれるので、初心者の方が履いても自然と軽やかに走ることができそうです。

高いクッション性で足の疲労感を軽減

ペガサス37を着用して走っている様子

撮影:Tommy

クッション性が高いので足への負担が少なく、ランニング終盤になってからの疲労感が軽減されました。普段は毎日5キロ走っていましたが、時間に余裕があるときは距離を伸ばしてみようと思えるようになり、ランニングを楽しむ幅が広がりました。

甲部分のフィット感強いため、若干圧迫感がある

ペガサス37の紐の締め付け具合

撮影:Tommy

試走したときは履き心地に違和感がなく、好調な走りを楽しんでいました。しかし、3〜4回目ぐらいで甲部分に締め付けを感じるようになり、翌朝土踏まずに痛みが出るように…。紐を緩めて走ってみたりと調整しましたが、土踏まずの痛みは軽減しませんでした。そこでゴムでできている「伸びる靴紐」に変えてみると圧迫感を感じなくなり、自分の足に馴染むように改善できました。

 

ちなみに筆者の足のサイズは、足囲23cmと幅広で甲高。足長は23.5cmで、ナイキのランニングシューズは24〜24.5cmを選ぶことが多いです。試着をしたときは24cmがぴったりで24.5cmだと大きく感じたのですが、大きめを買ってもよかったかな、と少し後悔しています。

 

足幅広めの方は、しっかりと試し履きをして自分の足に合うものを選ぶようにしてくださいね。男性用には、足幅広め用のサイズ展開もありますよ。

「ペガサス 37」はどのようなランナーに向いている?

ランニング 女性

出典:PIXTA

「ペガサス 37」は幅広いランナーに対応できる万能型と言えます。アッパー部分の安定感が増し、優れたクッション性は足への負担を軽減してくれるので足の筋肉がまだ十分でない初心者ランナーでも試しやすい一足。

 

スピードを求めるランナーにとっては、ハードトレーニングより、コンディションを整えるためのランニングやジョギング目的で活躍してくれますよ。

新作と前作、どちらを買うべき?

新作が発売されると前回モデルが手頃な価格で購入できるようになるため、どちらのシューズを買おうか迷う方も多いのではないでしょうか。ペガサス37とペガサス36の機能性や価格を比較し、どちらを買うべきなのか検証していきます。

「ペガサス 36」と「ペガサス 37」のスペック比較表

モデル 重量(25cm) アッパー ミッドソール エアユニット オフセット(シューズ前後の高低差値) 価格(税込)
ペガサス36 229g エンジニアードメッシュ クシュロンフォーム フルレングス 9.45mm

(前足部11.3mm,ヒール20.75mm)

7,999円
ペガサス37 238g トランスルーセント リアクトフォーム 前足部のみ

(量は2倍)

10mm

(前足部14mm,ヒール24mm)

14,300円
出典:Nike公式オンラインストア を参考に筆者作成
「ペガサス 36」と「ペガサス 37」は、アッパーの素材や履き心地に関してあまり大きくは変化していません。最も大きな違いはクッショニングです。ペガサス37は素材にリアクトフォームが採用されただけでなく、ソールの厚みも約3mm増しています。その分、重量も若干重くなったことがわかります。

「推進力」重視ならペガサス37

ペガサス36 ペガサス37 比較

ペガサス37の方が重量がありますが、推進力がカバーしてくれるためそこまで気になりません。ジョギングだけでなくスピード練習もしたい人やロングランをしたい人は、後半でも足運びを助けてくれるペガサス37をおすすめします。

 

一方、ジョギング目的ならどちらでも十分機能性を兼ね揃えているので、お好みのものを選んでみてはいかがでしょうか。

安く買えるかも?ちょっとしたお得情報

ナイキ公式オンラインストアではたびたびセールを開催しています。セール時期によっては新作でもセール価格で買えるときがあるのでお買い得感がありますよ。ナイキメンバーになるとセール情報など通知してくれるので、気になる方は、チェックしてみてくださいね。

ナイキ公式オンラインストア

進化し続けるペガサスシリーズから目が離せない!

ペガサス37は履いて走っている様子

撮影:Tommy

37代も継承されている「ペガサスシリーズ」は、ナイキの中で最も多い販売数を誇る人気モデル。今回の新作は、クッション性、安定性、耐久性がアップデートされたことにより、初心者からマラソン完走を目指すランナー、スピードレベルを上げたい人にまで使いやすい最高の一足に仕上がりました。カラー展開も豊富なのでお気に入りのシューズを見つけることができるはず。これを機会にペガサス37を一度試してみてはいかがでしょうか。

 

ナイキ エア ズーム ペガサス 37

ITEM
ナイキ エア ズーム ペガサス 37【メンズ】
・重量:285g(28cm)
・素材:甲材(アッパー):合成繊維、底材(ソール):ゴム底
・サイズ:24.5〜33.0cm
・カラー:ブラック、レッド、ホワイト、グレー

息子のトレーニング用です。
主にランニングの時に使っていますが、履きやすい・軽い・走りやすいとの事です。
サイズ感は通常のサイズから0.5大きい物にしました。
丁度いい感じです。

ITEM
ナイキ エア ズーム ペガサス37【レディース】
・重量:238g(25.0cm)
・素材:甲材(アッパー):合成繊維、底材(ソール):ゴム底
・サイズ:22.5〜26.5 cm
・カラー:ブラック、ピンク、ホワイト、グレー

今まで履いたランニングシューズの
中で断トツに走りやすい!
クッションの感じも最高✨
このままランニング距離延ばしていきたいと
思います

 

■ナイキ エア ズーム ペガサス 37 ワイドモデル(4E)

ITEM
ナイキ エア ズーム ペガサス 37 ワイド(4E)【メンズ】
・重量:285g(28.0cm)
・素材:甲材(アッパー):合成繊維、底材(ソール):ゴム底
・サイズ:24.0〜33.0㎝

 

■ナイキ エア ズーム ペガサス 36

ITEM
ナイキ エア ズーム ペガサス 36【メンズ】
・重量:272g(28cm)
・素材:甲材(アッパー):合成繊維、底材(ソール):ゴム底
・サイズ:24,5~30cm
・カラー:ブラック、ブルー、ホワイト、グレー、他

走ることが趣味の友人のお誕生日プレゼントに購入しました。履き心地は思ったより軽くていいそうです。喜んでもらえました。

ITEM
ナイキ エア ズーム ペガサス 36【レディース】
・重量:229g(25cm)
・素材:甲材(アッパー):合成繊維、底材(ソール):ゴム底
・サイズ:22,5~26,5 cm
・カラー:ブラック、ピンク、ホワイト、グレー、他

ずっと欲しくて、店頭よりも安かったので購入しました。24.5cmを履いていますが、わたしはちょうどいいサイズでした。
クッションが柔らかいのと、土踏まずのアーチがしっかりしてるのが印象的でした。今までasicsを愛用していて初ナイキなので感触はまだ慣れませんが、馴染むまで走って楽しみたいと思います。

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ひがしだいすけ
Tommy
Tommy

ママライターのTommyです。 ほぼ毎日走るファンランナー。ランニングをより楽しむためにおしゃれなコーデを考えたり、ウェア集めが趣味です。 快適に走るため日々ストレッチやヨガ、筋トレを行い、しなやかな筋肉づくりに努めています。 ランニングや体づくりの楽しさを共有できるような記事をお届けしていきます。