ランナーならいつかは味わってみたい⁉︎ ランナーズハイの仕組みや原因について解説

ランナーズハイについて、仕組みや原因について紹介している記事です。ランナーズハイに到達できれば、走ることに心の底から没頭でき、苦しくなくなると聞いたことはありませんか。どういった条件でランナーズハイが起こるのか仕組みについて紹介していきます。ランナーズハイは誰でもいつでも到達できるものではありませんが、体験しやすくなる条件なども紹介します。

記事の目次

  • ランナーズハイとは?
  • ランナーズハイが起こる仕組み
  • ランナーズハイに到達するための方法
  • ランナーズハイの注意点を紹介
  • 体験してみたい!ランナーズハイに到達しやすくなるポイント
  • ランナーズハイに導いてくれる?快適に走れるランニングシューズおすすめ4選
  • 限界を超えた先にあるランナーズハイ

アイキャッチ画像出典:PIXTA

ランナーズハイとは?

ランナーズハイとは長い距離を走ったことによって、喜びや深い満足感、高揚感が生まれプラスな感情を体験することができる状態のことです。

マラソン選手や長距離走選手などはランナーズハイになりやすいと言えます。

ランナーズハイの主な2つの特徴について説明します。

長い距離を走っているのに疲れを感じにくい

ランニング 後ろ姿

出典:PIXTA

ランナーズハイでは疲れを感じにくくなると言われています。
マラソンやランニングに取り組んでいると、一定時間走ると身体に疲労が溜まってきます。

もうこれ以上走れないし、止まって帰ろう、と思うようなタイミングです。

 

しかし、ランナーズハイでは高揚感や満足感が疲れを上回ります。
本来なら疲れているはずなのに、ランナーズハイの状態ではさらに走ることができるという不思議な瞬間です。

呼吸が整い身体が軽くなる

ランニング 呼吸

出典:PIXTA

ランナーズハイの2つ目の特徴は息が整い身体が軽くなったように感じることです。

一般的に長距離を走ると息が上がってきて、呼吸が苦しくなりますよね。

呼吸がしにくくなって息を吸うと肺が痛くなるような状態です。

しかし、ある一定の状態を超えると苦しかった呼吸が突然楽になって、まるで走り始めたばかりの時のような感覚になるそうです。

ランナーズハイが起こる仕組み

続いて、ランナーズハイがどんな仕組みで起きているのかについて紹介します。

ランナーズハイに関する科学的根拠はまだまだ少ないですが、世界中で研究が進められています。

ランナーズハイの発生について有力な説として、エンドルフィンやカンナビノイドなどの脳内化学物質が関係していると言われています。

ここではエンドルフィンとカンナビノイドの説を紹介します。

ランナーズハイにはエンドルフィンが関連している説

脳 エンドルフィン

出典:PIXTA

エンドルフィンとは脳内で放出されている化学物質です。
エンドルフィンが放出されると、幸せ物質と呼ばれるドーパミンが放出されます。

ドーパミンは、脳内に働きかけ幸せな感情を生み出しています。

長距離を走ることでエンドルフィンが放出され、走っていることに対してプラスの感情が生まれ、疲れを感じにくくなると考えられています。

ランナーズハイにはカンナビノイドが関連している説

脳 カンナビノイド

出典:PIXTA

ランナーズハイが起きるもう1つの理由としてカンナビノイドが関係していると言われています。

カンナビノイドとは、体内で作られている物質の1つで、大麻の主成分としても有名です。

 

カンナビノイドが放出されると多幸感を感じさせ、鎮痛効果を示します。

鎮痛効果によって足の痛みが取れたり呼吸が楽になりランナーズハイの状態になると言われています。

カンナビノイドとランナーズハイについては研究が行われていて、運動後の脳内カンナビノイドの量や身体の変化についてまとめた研究もあります。

参考:https://journals.biologists.com/jeb/article/215/8/1331/11332/Wired-to-run-exercise-induced-endocannabinoid

ランナーズハイに到達するための方法

実際にどうやったらランナーズハイに到達するかについてまとめました。

ただし、このステップを踏めば必ずランナーズハイに到達するわけではありません。

個人差や体調、走る距離によっても変わってくることがあるので注意が必要です。

ステップ① 長い距離を走る

ランニング 長距離

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ランナーズハイの絶対条件は長距離を走ることです。1キロ程度の短い距離ではランナーズハイは起きません。

具体的に何キロかと言うと、人によって異なるので正確な数字は分かりません。

 

しかし、ランナーズハイは一般的に自分の限界を超えるか超えないかという追い込まれた状態の時に起きると言われています。

つまり、個人によって走れる距離が変わってくるので、ランナーズハイになるタイミングも変わります。

あなたが連続して5キロしか走ったことないなら、10キロ、15キロ走ったところで身体が軽くなるような瞬間、ランナーズハイの状態になるかもしれません。

いつもより長い距離を走ってみましょう。

ステップ② 全速力の7割程度で走る

ランニング 集中

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ランナーズハイは適度なスピードで身体に負荷をかけながら走る必要があります。

先ほど紹介したエンドルフィンやカンナビノイドは、激しい運動ほど放出されやすいためです。

激しい運動ほど身体を守ろうとする機能が働き、鎮痛作用や多幸感を得るためにカンナビノイドなどが放出されると考えられています。

歩いたり、ジョギング程度のスピードではなく、全速力の7割程度を意識して走りましょう。

ステップ③ 自分の走りに集中する

ランニング

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3つ目のポイントは自分の走りに集中することです。

ランナーズハイは起こそうと思って起きるものではない、と言われています。

自分自身の走りに集中し、苦しいけど走り続けていたら、ふと呼吸が楽になって多幸感に包まれランナーズハイになっていた、という方が多いようです。

ランナーズハイになろうと意識しすぎると、逆に起きないのかもしれません。

まずは走りに集中することが大切です。

ステップ④ 疲れてきても休憩しない

ランニング

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最後のステップは疲れてきても休憩しないことです。

 

ランナーズハイになるために必要なことは、あなたが今までに走ったことのない距離に挑戦してみることです。

そして、その目標距離を全速力の7割で走り続けましょう。

走っている時にはランナーズハイのことを忘れるくらい、自分の走りに集中しましょう。

 

途中で身体がキツくなってきて休憩したい、歩きたいと思う瞬間が来るはずです。

そこであえて踏ん張ってもう少しだけ長く走ってみてください。

疲れてきた時にもう少し走ることで、ランナーズハイに到達できる可能性が高まります。

ランナーズハイの注意点を紹介

ランナーズハイはあなた自身の身体にかなり負荷をかけています。

ランナーズハイに挑戦するときは以下のことに注意して、絶対に無理をしないようにしてください。

誰にでも必ず起こるとは限らない

ランナー

出典:PIXTA

ランナーズハイは誰にでも起きるとは限りません。

体力が元々たくさんある人は、なかなか疲れないので身体に負荷がかかりにくく、極限状態になりにくいでしょう。

また、個人によって心肺機能は千差万別であり、誰でも必ずランナーズハイに到達するとは言えません。

ランナーズハイに到達するまでの時間は人それぞれ

ランニング 時計

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ランナーズハイに到達するまでの時間は断定できません。個人によって走るスピードや疲れやすさも変わるので注意が必要です。

〇〇時間走ればランナーズハイになるという基準はありません。

体に不調があるときはチャレンジしない

ランニング 体調

出典:PIXTA

体調に不安がある時にはチャレンジをしないようにしましょう。

長距離走るのは身体にかなり負担がかかるので、熱っぽかったり倦怠感がある時には挑戦を諦めてください。

体験してみたい!ランナーズハイに到達しやすくなるポイント

最後にランナーズハイに到達しやすくなるポイントを3つ紹介します。

体調をしっかり整える

ランニング 体調 整える

出典:PIXTA

ランナーズハイに挑戦するなら体調が万全であることが大切です。

自分の走ったことがないような、限界を超える距離を走る必要があるため、とにかく元気がある時に挑戦してください。

体調だけでなく身体の痛みについても意識しましょう。

膝や足首、足の付け根などの痛みがないかもしっかり確認してください。

リラックスして走る

ランニング

出典:PIXTA

2つ目のポイントはリラックスして走ることです。

ランナーズハイを体験したいと思うあまり、余計なことを考えていたりランナーズハイを強く意識するとマイナスです。

リラックスしていつものトレーニングと同じような気持ちで走りましょう。

走りやすいランニングシューズを選ぶ

ランニング シューズ

出典:PIXTA

ランニングにおいてランニングシューズは重要です。

ランニングシューズがあなたに合っていないと、足の痛みや走りにくさにつながります。

痛みや違和感が生まれると、走りに集中できなくなります。

自分にぴったりのシューズで走ることが重要です。

ランナーズハイに導いてくれる?快適に走れるランニングシューズおすすめ4選

ランナーズハイに到達するにはあなたに自分自身に合ったランニングシューズを選ぶこともポイントと紹介しました。

ここでは、ランナーズハイを体験してみたいあなたにおすすめのランニングシューズを紹介します。

ある程度の距離を走れるランナー向けに、各大手スポーツメーカーのランニングシューズを選びました。

ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%

ナイキのヴェイパーフライ ネクスト%は非常に軽いのが特徴です。

足に靴の重みを感じないほどで負担を最小限にしています。

また、クッション性にすぐれ踏み込んだ時の力を前への推進力に効率よく変換します。

ITEM
ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%
●サイズ:23.0cm~30.0㎝
●素材:アッパー/合成繊維・アウトソール/合成底
●カラー:全4色

3歩踏み出せばわかるほど前に行く推進力が凄いと感じたシューズでした。基本的にはレース用ですが少し試走してみてとても気持ち良く走れました。他のシューズより若干締め付けがある感じなので気になる方は1size上の物を購入した方が良いかもしれません。私の足は、幅が広い形なので普段はwideタイプか26を使用していますがそれでも少し締め付けがあった感じでした。このシューズを履くと他のシューズが履けなくなるかもです。

アディダス アディゼロ アディオスプロ

ナイロン+カーボンファイバー・ヒールプレートの組み合わせで、足首の関節を安定させ走りやすさを提供します。
さらに最軽量のリサイクルポリエステル製メッシュを使った履き心地の良いシューズです。

ITEM
アディダス アディゼロ アディオスプロ
●サイズ:23.0cm~29.0㎝
●カラー:オレンジ/イエロー

ニューバランス MFCPR FUEL CELL PROPEL

足を包み込むようなフィット感があり、安定したランニングができます。

長距離を走っても足に負担がかかりにくいことが特徴です。

ITEM
ニューバランス MFCPR FUEL CELL PROPEL
●サイズ:25.0~29.0㎝
●素材:アッパー素材/合成繊維・ソール素材/アウトソール、ゴム底、ミッドソール/合成底
●カラー:ブラック・ブラック/ブラック・ブラック/ホワイト・レッド

なんだこのシューズ!
どんなに疲れてても普通にジョグ
できちゃう??
シリアスランナーで週に3回
ポイント練習やれるようなランナーには
繋ぎの日にこれを履いて、
しっかり休養ジョグがしっかり踏めちゃう!
そんな神シューズです。
オススメします。

ミズノ ウエーブシャドウ4

MIZUNO独自の素材であるエナジーリターン素材「MIZUNO ENERZY」を使用したウエーブシャドウ4は足への負担を小さくします。

さらに、踏み込む力が小さくても高反発性で走りやすさを提供します。

長距離のランニングでも足に負担がかからず、非常に走りやすいのが特徴です。

ITEM
ミズノ ウエーブシャドウ4
●サイズ:22.5~28.5㎝
●素材:甲材/合成繊維、人工皮革・底材/合成底
●カラー:ブラック×ブルー/ブルー×ホワイト

いつもミズノのランニングシューズを使っています。毎年のシューズ進化におどろき、大変満足しています。

限界を超えた先にあるランナーズハイ

ランナーズハイ

出典:PIXTA

今回はランナーズハイについて紹介しました。ランナーズハイはあなたの限界を超えた先にあります。

適度なスピードで長距離を走り、疲れたタイミングでもう少しだけ走り続けることでランナーズハイに到達しやすくなります。

ポイントは体調をしっかり整えて、あなたに合ったランニングシューズを使うことです。

ランニング習慣があるなら、一度はランナーズハイを味わってみたいものですね。

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ひがしだいすけ
bluesnewton
bluesnewton

身体を動かすことが大好きなけいです!サッカーが大好きで大会にも参加しています。体力には自信があり、マラソン大会に出場するためにがんばって走っています。インターバルトレーニングも取り入れていて、ダッシュとジョギングを繰り返すのが好きです。最近は山の中を走り回るトレイルランニングにもはまっています。