アディダスの2つのカーボン搭載シューズの違いって何?それぞれの特徴を比較して解説

アディダスには「アディゼロプロ」と「アディオスプロ」の2種類のカーボン搭載ランニングシューズがあります。この2種類は重さも近く、どのように履き分ければ良いか分からない方も多いでしょう。そこで今回は、アディダスの厚底カーボンシューズの2モデルについて、特徴の違いや使い分け方について紹介します。

記事の目次

  • アディダスのカーボン搭載レーシングシューズは2モデル!
  • 「アディゼロ プロ」の特徴を詳しく解説!
  • 「アディゼロ アディオス プロ」の特徴は?
  • 2つのモデルはどのように使い分ける?
  • カーボン搭載シューズを使って自己ベストを狙おう!

アイキャッチ画像撮影:記助

アディダスのカーボン搭載レーシングシューズは2モデル!

アディダスにはカーボン素材を搭載したレーシングシューズである「アディゼロプロ」「アディオスプロ」の2種類あります。どちらもマラソンなどのレース用のシューズであり、自己ベストを狙う方向けに作られています。

 

まずは、アディダスのカーボン搭載シューズの種類について紹介します。

適度な厚底で自然な接地感で走れる「アディゼロ プロ」

アディゼロプロ

「アディゼロプロ」はナイキのヴェイパーフライやアシックスのメタスピードスカイなどと比較すると、そこまで分厚くないミッドソールのシューズです。ミッドソールの内部にはカーボンプレートが搭載されており、爆発的な推進力を生みます。

 

厚底シューズは足の裏と地面が触れる部分に高低差ができるため、違和感がある方もいます。アディゼロプロは適度な厚さのミッドソールなので、自然な接地感で走れるでしょう。

 

分厚いソールのレーシングシューズに慣れていない方でも走りやすいシューズです。

高クッション・高反発で世界記録を生み出した「アディゼロ アディオス プロ」

アディゼロ アディオス プロ

撮影:記助

「アディオスプロ」は見た目から分かる分厚いミッドソールであり、クッション性が高く長い距離を走っても疲れにくいのが特徴です。

 

さらにカーボンプレートではなく5本に分かれたカーボン素材の「エナジーロッド」を内蔵しており、反発力が高く自然に体が前に進みます。

 

このアディオスプロを履いたケニアのカンディエ選手は、2020年のバレンシアハーフマラソンで57分32秒の世界記録を出しました。

「アディゼロ プロ」の特徴を詳しく解説!

アディゼロ プロはアディダスで最初に発売されたカーボンプレート内蔵モデルです。ここからは、アディゼロ プロがどのようなシューズなのか特徴を紹介します。

推進力が生まれる「CARBITEXカーボンプレート」

アディゼロプロのソール

ミッドソールには「CARBITEXカーボンプレート」が内蔵されており、蹴り出しのときに大きな推進力を生む構造になっています。フルレングスのカーボンプレートにより安定感が高まっているので、柔らかいミッドソールでも足が沈み過ぎることを防ぎます。

 

つまり、カーボンプレートにより走りやすさスピードの出しやすさを実現しているのです。

ミッドソールには複数の素材をミックス

アディゼロプロ

撮影:記助

アディゼロプロのミッドソールには、LIGHTSTRIKEBOOSTフォームカーボンプレートが組み合わさってできています。

 

通常、複数の素材を組み合わせると違和感があったり、バランスの悪さを感じやすかったりします。しかし、アディゼロプロは複数の素材を使っていても、その一体感が高く走りにフィットするので快適に走れます。

 

【アディゼロプロの素材】

●LIGHTSTRIKE:軽量で反発力が高い素材。BOOSTフォームよりも硬く安定感を高める。

●BOOSTフォーム:柔らかくクッション性と弾力、耐久性が高いアディダスを代表する素材。

●カーボンプレート:ランニングの安定性と推進力を生むフルレングスのプレート。

 

▼「アディゼロ プロ」についてさらに詳しく解説した記事はこちら!

「アディゼロ アディオス プロ」の特徴は?

「アディゼロ アディオス プロ」は、現在マラソンのエリートランナーが多数着用しているエリートモデルです。続いては、「アディゼロ アディオス プロ」がどのようなシューズなのか特徴を紹介します。

5本指形状のカーボン素材を搭載

アディオスプロ

出典:Amazon

アディオスプロの最大の特徴は、他のシューズとは違いカーボンプレートではなく、5本骨状カーボンバー「エナジーロッド」を搭載していることです。

 

人によって、接地するときのシューズと地面との角度は変わります。アディオスプロは5本のバーで構成されているので、どのような角度で接地してもそれぞれのエナジーロッドが最適に反発します。そのため、エネルギー効率が高く自然な推進力が生まれます。

軽量・高反発・高クッション素材の「LightstrikePRO」を使用

アディオスプロのミッドソール

撮影:記助

ミッドソールにはアディダスで最も軽量・高反発・高クッション素材である「LightstrikePRO」を使用しています。このハイパフォーマンス素材をボリュームたっぷりに使用した厚底シューズなので、地面からの衝撃を和らげつつ、その力を推進力に変換できるのです。

 

柔らかい素材ですが弾力もあり、後足部にはカーボンプレート、前足部にはエナジーロッドがあるため、足が余計に沈みこむのを防いでいます。エネルギー効率が非常に高く、長い距離でも楽に速く走れます。

 

▼「アディゼロ アディオス プロ」のレビュー記事はこちら!

2つのモデルはどのように使い分ける?

それぞれのカーボン搭載シューズの特徴を説明しましたが、実はこの2種類の使い分けは難しく、ランナーによって異なります。自分の好みや走りやすさによって変わりますが、大まかな使い分けの方法を紹介するので参考にしてみてください。

自然に使いやすいのは「アディゼロ プロ」

アディゼロプロ

撮影:記助

厚底シューズの高低差やクッションの感覚が苦手な方であれば、アディゼロ プロの方が良いでしょう。アディオスプロは厚過ぎず薄過ぎない厚さのミッドソールなので、自然な接地感で走れるのが特徴です。

 

厚底&カーボンプレート搭載のシューズには、シューズの力を引き出すためにフォームを取得する必要があるものもあります。アディゼロプロはそのようなクセが少ないシューズなので、特にフォームなどの習得はなく力を発揮しやすいでしょう。

アディゼロ ジャパンシリーズと親和性が高いのは「アディゼロ プロ」

アディゼロプロ

撮影:記助

アディゼロ プロはアディゼロ ジャパンに近い形状のシューズであり、ミッドソールの厚さや素材の構成も似ています。実際にアディゼロジャパンも、ミッドソールにはLIGHTSTRIKEBOOSTフォームを使用しています。

 

走り心地も似ているシューズですが、アディオス プロはカーボンが使われているので推進力が生まれやすいです。今までアディゼロ ジャパンをレースや練習で使っていた方であればパフォーマンスアップが期待できるでしょう。

カーボンによる推進力を体感したい方は「アディゼロ アディオス プロ」

アディオスプロ

撮影:記助

アディオス プロはカーボン素材の「エナジーロッド」による推進力を体感しやすいシューズです。実際に、普段通りに走っていても脚が上がる(ひざの位置が高くなる)感覚があります。そのため弾むように走ったり、爆発的なスピードを出したいときに適しているでしょう。

 

しかし、カーボン&高反発素材を採用しているシューズ特有の疲労感(股関節・ハムストリングスなどの筋肉痛)が出やすいので、マラソンなどで使う場合は、しっかりとトレーニングを行い、走力をつけておくことが必要です。

長い距離で結果を出したい方も「アディゼロ アディオス プロ」

アディオスプロを履くエリートランナー

「アディゼロ アディオス プロ」は、「アディゼロ プロ」よりも分厚くクッション性が高いため、地面からの衝撃を和らげるため脚のダメージを軽減します。

 

このクッション性による恩恵は、距離が長くなればなるほど大きくなるので、フルマラソンなどの長距離種目で結果を出しやすくなります。

カーボン搭載シューズを使って自己ベストを狙おう!

アディゼロプロ アディオスプロ

撮影:記助

アディダスでは2種類のカーボン搭載モデルを展開しています。世界記録を出したことやトップ選手の着用率が高いため「アディゼロ アディオス プロ」が注目されがちですが、「アディゼロ プロ」もパフォーマンスを発揮しやすいシューズです。

 

それぞれの特徴を把握して、自分にフィットするものを選び自己ベストを狙ってみてください。

ITEM
アディダス アディゼロプロ メンズ
●重量:235g
●サイズ:24.0cm~31.0cm
●カラー:ブラック、レッド、イエロー、オレンジ
ITEM
アディダス アディゼロプロ レディース
●重量:198g
●サイズ:22.0cm~26.0cm
●カラー:ブラック、レッド、イエロー、オレンジ
ITEM
アディゼロ アディオス プロ メンズ
●重量:225g
●カラー:全2色
●サイズ:23.0~31.0cm

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記助
記助

元800mランナー。100mからマラソンまで、観戦するのも走るのも好きです。楽しく走る方法や速く走るためのトレーニングを主に公開するので、お役に立てたら幸いです。